解決事例

示談後の再手術費用・休業損害などを追加で獲得したケース

内臓破裂小腸摘出後の腹壁瘢痕ヘルニア男性

事例サマリー この事例の主なポイント

ご相談者
男性
事故類型
正面衝突
主な傷病
内臓破裂、小腸摘出後の腹壁瘢痕ヘルニア、再発による再手術
地域
大分市

店舗経営者の男性が、助手席に同乗中、大型トレーラーと正面衝突する交通事故に遭い、内臓破裂等の重傷を負った事例です。事故後、小腸摘出手術を受けて退院しましたが、事故から約1年後に腹壁瘢痕ヘルニアを発症し、再手術を受けました。その後、後遺障害等級は非該当となり、事故から約2年3か月後に傷害部分のみで一度示談書を取り交わしました。しかし、示談から約7か月後、腹壁瘢痕ヘルニアが再発し、再び手術が必要となりました。保険会社は「既に示談書を取り交わしている」として支払を拒否しましたが、弁護士が示談後の不測の事態に関する判例の考え方を踏まえて交渉した結果、再手術費用、休業損害、固定費、入通院慰謝料として約83万円を追加で獲得しました。

10秒でわかる事例紹介

まず押さえたい3つのポイント

事故・傷病内臓破裂、小腸摘出後の腹壁瘢痕ヘルニア、再発による再手術
主な問題示談成立後の追加請求が課題
弁護士の対応休業損害・主婦休損を整理して請求

後遺障害等級非該当

相談前の提示額示談後の追加支払を保険会社が拒否

獲得賠償金額約83万円

増額幅約83万円

解決までの流れ

交通事故内臓破裂、小腸摘出後の腹壁瘢痕ヘルニア、再発による再手術

弁護士へ相談示談成立後の追加請求が課題

資料整理・交渉休業損害・主婦休損を整理して請求

解決非該当・約83万円を獲得

01

事故とご相談のきっかけ

事故・相談の概要

依頼者は店舗を経営する男性です。

依頼者は店舗を経営する男性です。大分市内で助手席に乗って移動中、大型トレーラーと正面衝突する交通事故に遭い、内臓破裂等の重傷を負いました。事故後、小腸摘出手術を受け、いったんは退院しましたが、事故から約1年後に腹壁瘢痕ヘルニアを発症し、再手術を受けました。その後、後遺障害等級は非該当となり、事故から約2年3か月後に傷害部分について示談が成立しました。しかし、示談書を取り交わしてから約7か月後に、腹壁瘢痕ヘルニアが再発し、再び手術が必要となりました。依頼者は保険会社に治療費等の支払を求めましたが、保険会社は示談済みであることを理由に支払を拒否しました。

怪我・後遺障害の内容

本件の主な傷病は、交通事故による内臓破裂、小腸摘出手術、その後の腹壁瘢痕ヘルニアです。腹壁瘢痕ヘルニアとは、開腹手術や外傷によってできた腹壁の傷跡部分から、腹腔内の臓器が脱出する状態をいいます。依頼者は事故後に小腸摘出手術を受け、いったん退院しましたが、事故から約1年後に腹壁瘢痕ヘルニアを発症し、再手術を行いました。その後、後遺障害等級は非該当となり、いったん示談に至りました。しかし、示談後に同じく腹壁瘢痕ヘルニアが再発し、再度の手術が必要になりました。後遺障害等級が非該当であっても、示談後に予想外の再手術が必要になり、治療費、入通院慰謝料、休業損害などが新たに発生することがあります。本件は、後遺障害等級ではなく、示談後に発生した新たな傷害分損害をどう請求するかが中心となった事例です。

01主な争点

示談成立後の追加請求が課題

02弁護士の対応

休業損害・主婦休損を整理して請求

03得られた成果

非該当・約83万円を獲得

この事例で参考になる方
  • 交通事故で内臓破裂や小腸損傷などの重傷を負った方
  • 示談後に再手術や症状悪化が発生した方
  • 保険会社から「示談済みなので支払えない」と言われた方
  • 自営業で、入院や再手術により休業損害が問題になっている方
  • 新規店舗の開店遅延や固定費の損害が発生している方
  • 後遺障害は非該当だったが、傷害部分の追加賠償を求めたい方
  • 示談書を取り交わした後でも請求できる可能性があるか確認したい方
02

相談時に抱えていた問題

弁護士が介入する前の問題点

弁護士介入前の最大の問題は、既に示談書を取り交わしていたことです。

弁護士介入前の最大の問題は、既に示談書を取り交わしていたことです。一般的に、示談書には、示談で定めた金額以外には追加請求をしない趣旨の清算条項が入ります。そのため、示談後に新たな治療費や休業損害が発生しても、保険会社は「示談済み」として支払を拒むことが少なくありません。本件でも、保険会社は再発した腹壁瘢痕ヘルニアの再手術について、既に示談が成立していることを理由に、治療費などの支払に応じませんでした。また、依頼者は自営業者であり、店舗経営の現場に立つ必要があったため、再手術による休業損害が生活や事業に直結していました。新規店舗の開店遅延による固定費も問題になりました。

相談前後で何が変わったか
項目 相談前 弁護士介入後
傷病・等級 内臓破裂、小腸摘出後の腹壁瘢痕ヘルニア、再発による再手術/非該当について、認定・評価・請求方針が未整理 非該当を前提に損害項目を整理
賠償額 示談後の追加支払を保険会社が拒否 約83万円
増額幅 - 約83万円
主な問題点 示談成立後の追加請求が課題 必要資料を整理し、適正な基準で主張
主な成果 - 非該当・約83万円を獲得
解決結果 示談前・交渉中 交渉の結果、保険会社は、示談書を取り交わした後であっても、本件の再手術に関する追加支払に応じることになりました。
傷病・等級
相談前内臓破裂、小腸摘出後の腹壁瘢痕ヘルニア、再発による再手術/非該当について、認定・評価・請求方針が未整理
弁護士介入後非該当を前提に損害項目を整理
賠償額
相談前示談後の追加支払を保険会社が拒否
弁護士介入後約83万円
増額幅
相談前-
弁護士介入後約83万円
主な問題点
相談前示談成立後の追加請求が課題
弁護士介入後必要資料を整理し、適正な基準で主張
主な成果
相談前-
弁護士介入後非該当・約83万円を獲得
解決結果
相談前示談前・交渉中
弁護士介入後交渉の結果、保険会社は、示談書を取り交わした後であっても、本件の再手術に関する追加支払に応じることになりました。

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03

弁護士が行った対応

  1. 01
    事故状況、診断書、通院経過、収入・家事への影響を確認しました。
  2. 02
    休業損害・主婦休損の資料を整理し、保険会社へ請求しました。
04

解決結果

獲得賠償金額約83万円
後遺障害等級非該当

交渉の結果、保険会社は、示談書を取り交わした後であっても、本件の再手術に関する追加支払に応じることになりました。最終的に、治療費4万1,730円、入通院慰謝料19万4,333円、休業損害43万20円、新規店舗の固定費16万8,000円が認められ、合計で約83万円を追加で獲得しました。休業損害については、入院期間11日を含めた30日分が認められました。新規店舗の固定費についても、保険会社は当初1か月分しか認めない姿勢でしたが、実際には再手術により2か月開店が遅れたことを主張し、2か月分の固定費が認められました。本件は、示談後であっても、示談時に予想できなかった再手術や損害について、事実関係と法的根拠を整理して交渉することで追加賠償を得られた事例です。

この事例の成果:示談後であっても再手術費用等の支払に応じる回答を引き出したこと、入院を含む30日分の休業損害を認めさせたこと、新規店舗開店遅延による2か月分の固定費を認めさせたこと

成果の概要

傷病名 内臓破裂、小腸摘出後の腹壁瘢痕ヘルニア、再発による再手術
後遺障害等級 非該当
相談前の提示額 示談後の追加支払を保険会社が拒否
獲得賠償金額 約83万円
増額幅 約83万円
主な成果 示談後であっても再手術費用等の支払に応じる回答を引き出したこと、入院を含む30日分の休業損害を認めさせたこと、新規店舗開店遅延による2か月分の固定費を認めさせたこと

担当弁護士から見た、この事例のポイント

示談書を取り交わした後の追加請求は、簡単ではありません。保険会社は通常、示談書の清算条項を根拠に、追加支払を拒否します。そのため、単に「再手術が必要になった」と伝えるだけでは、交渉が進まないことが多いです。重要なのは、示談締結時にその再手術や損害が予想できたか、示談時にそのリスクを前提にしていたか、再手術と交通事故との因果関係をどのように説明できるかです。本件では、示談後に再発した腹壁瘢痕ヘルニアについて、示談時に予想できない事情であったことを前提に、判例の考え方を引用しながら交渉しました。自営業者の休業損害では、本人が実際に現場業務を担っていたか、休業によって事業にどのような支障が出たかを具体的に示す必要があります。

同じようなお悩みの方へ

交通事故の示談後に、再手術、症状悪化、予想外の治療が必要になった場合でも、必ずしも追加請求が一切できないとは限りません。もちろん、示談書の内容や症状の経過、再手術の必要性、事故との因果関係によって判断は変わります。しかし、示談時に予想できなかった事情が後から発生した場合には、保険会社に追加支払を求める余地があるケースもあります。特に、自営業者の場合、再手術による休業損害、店舗の固定費、開店遅延による損害など、会社員とは異なる損害が問題になりやすくなります。保険会社から「示談済みなので支払えない」と言われても、その回答だけであきらめる必要はありません。示談書、診断書、手術予定、事業の資料、固定費の資料などを整理し、早めに交通事故に詳しい弁護士へ相談することをおすすめします。

※掲載内容は個別事案の解決例であり、同様の結果を保証するものではありません。

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