【解決事例/076】治療中に前医での見落としが見つかり,治療期間の延長及び休業損害の示談前支払いを認めさせた事案。

腰椎捻挫,頚椎捻挫・外傷性頚部症候群,骨折

依頼者属性 性別 男性
年代 40代
職業 会社員
事故態様と相談 事故場所 大分市
事故状況 出会い頭の衝突
相談のタイミング 入院中
相談のきっかけ 休業損害の交渉について
怪我と後遺障害 傷病名 左第4肋骨骨折,頭部打撲傷,頚椎捻挫,腰椎捻挫
自覚症状 頚部痛,左肩痛,左胸部痛
保険会社提示額 事前提示 なし(保険会社が金額を提示する以前に弁護士が介入したため)
獲得賠償金額 損害項目 最終受取金額
金額 約250万円

相談から解決までの流れ

◆事故からご依頼まで
 青信号直進中,側面から赤信号を無視した車両に衝突され,肋骨骨折等で入院された時点でご相談を受けました。休業損害について,できる限りその都度相手方保険会社から支払ってもらわないと生活の原資が得られないとのことで相談を受け,受任いたしました。

 

◆治療から症状固定まで
 受任後、最初の医療機関の医師から症状固定を示唆されたものの,肋骨の痛みが引かない,ということだったため,他院での精密検査をするように指示し,精密検査をしてもらったところ,肋骨のヒビの見落としがあったことが判明入院中であったため,本件交通事故以外に原因がないことも明らかでした。
 そのため,直ちに新たに発見された肋骨のヒビに対応する治療分についての支払いもするよう相手方保険会社に請求し、了承を得ました
 また,休業損害についても毎月末支払うように請求し,了承をとったものの,算定方法に誤りがあリ,不当に低額な算定が提示されたため,直ちに交渉をしたところ,適正な算定での支払いがなされるようになりました。
 幸いにも,依頼者は入院治療によってほぼ完治したため,後遺障害の申請はしませんでした。

 

◆示談交渉
 すでに休業損害,物的損害の賠償を得ていたため,治療終了後は慰謝料の請求に移行しました。
 基本的な事実関係に争いがなかったことから,裁判基準の90%の慰謝料を支払う内容で速やかに示談成立となりました。


 

担当弁護士の振返りポイント

 医師の所見と依頼者の訴えに食い違いが生じている場合は,速やかに他院での検査(セカンドオピニオン)を求めるべきであると言うことを痛感した事件でした。
 自分の体のことを一番わかっているのは自分なのですから,簡単に「病は気から」と片付けるのではなく,どういう症状があるかもきちんと言っていただけるとありがたいです。


 最終的な判断は医師にしてもらうことになりますが,セカンドオピニオンを求める必要性があるかどうかも相談していただいたことが,適切な結果に至った事案だと思われます。


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