【弁護士ブログ】 自賠責切れにご注意を ~弁護士の交通事故事案の話


自賠責切れにご注意を ~弁護士の交通事故事案の話

 

 九州では梅雨入りとなりましたね。
 長雨の候,いかがお過ごしでしょうか。弁護士の北崎です。

 このごろ,当事務所の相談案件で,「加害者が自賠責保険に入っていない」という内容の相談が増えてきたように思います。
 これと同じようなことを,知り合いの弁護士もこぼしておりました。

 自賠責保険は,いわゆる強制保険で,未加入で自動車を運転すれば,懲役や罰金の罰則があり,さらに免停処分となります。
 ですが,もちろんそれだけで終わるわけはありません。
 自賠責保険未加入車が誰かにけがをさせた場合,自賠責保険に入っていない加害者は多額の賠償義務を負い,被害者は加害者に治療費や慰謝料を請求しなければならないという負担を負うのです。

 簡単に列挙すると下表のようになります。

自賠責保険に入っていない加害者 自賠責保険に入っていない加害者にけがをさせられた被害者
●本来自賠責から支払われるはずであった治療費や慰謝料を自分で払うことになる(けがだけの場合でも最大120万円)
●たとえ任意保険に入っていても,任意保険は被害者に対してアクセスできないことが多い
●自賠責保険から治療費や慰謝料相当額が出ないため,加害者に請求しなければならない
●加害者に資力がなければ,治療費すらいつ払われるかわからない(取り立てられないかもしれない)


 ここで,重要なのが,自賠責保険未加入加害者が「たとえ任意保険に入っていても,任意保険は被害者に対してアクセスできないことが多い」ということ。

 任意保険では,通常,「保険者(=加害者)が自賠責保険に入っていない場合には,本来自賠責保険から支払われるであろう金額を超える部分を支払います」となっているのですが,「加害者が,自賠責保険部分を支払った後でないと被害者に対して支払いができない」という取扱いとなっていることが多いのです。
 つまり,加害者は,自分で自賠責部分の治療費や慰謝料を準備しなければ任意保険すら満足に使えず,被害者は十分に治療も受けられなくなるということです。

 「自賠責保険に未加入なんて,とんでもない!」と思っている方が大多数だとは思いますが,小型バイク(車検がないもの)の場合の加入忘れや,更新忘れは意外と存在しています。

 自賠切れで加害者になるということはとても怖いことです。
 不幸な被害者を増やすことのないよう,自賠切れにはくれぐれもご注意ください。

 もし,自賠切れの加害者から交通事故でけがを負わされた場合には,加害者との直接交渉や,加害者任意保険会社を交渉の場に立たせるための交渉が必要なりますので,まず弁護士に相談してみてくださいね。


(了)

0120-367-602 受付時間 09:00〜17:30

メールでのご相談はこちら

交通事故無料相談会

日程2017.08.09

開催事務所内会議室

 

出張相談対応中

最新 解決事例のご紹介 ~全ての被害者の方が ご納得のいく賠償を実現したい~

  • 頭部・脳

         解決事例  代表的事例

  • 顔面・目耳鼻口

          解決事例   

  • 肩・鎖骨

           解決事例  

  • 腕・肘・手

           解決事例  代表的事例

  • 腰・腰椎

        解決事例  代表的事例

  • 胎盤・内臓

        解決事例