【弁護士ブログ】 映画「ヤクザと憲法」の感想


映画「ヤクザと憲法」の感想



こんにちは,弁護士の田中です。

 .映画「ヤクザと憲法」

最近,山口組分裂後の抗争が話題になっていますね。

 

s_ポスター「ヤクザと憲法」.jpg

先日,先輩弁護士にお誘いいただき「ヤクザと憲法」という題名の映画を観ました。

この映画は大阪に実在するヤクザを取材したドキュメンタリー映画です。

 

途中,ヤクザが,銀行口座を作れない,アパートを借りられない,自動車を買えない,ヤクザの子供が保育園に入ることを拒否されるなど,不利益な取扱いを受けた話が出てきます。

 

 
ヤクザは反社会的な存在だから,この程度の不利益は仕方がない。

不利益な扱いを受けたくなければ,ヤクザをやめればいい。

このような意見は当然出てくるものです。

映画でも,取材班が,ヤクザの親分に,「不利益に扱われたくなければ,暴力団やめればいいのでは」という趣旨の質問をします。
これに対し,親分は,「誰が受け入れてくれるの」と答えます。

 

 

2.あるテレビ番組の話

今年の2月29日に放送された「ビートたけしのTVタックル」というテレビ番組のテーマは,元暴力団員の第二の人生についてでした。

ヤクザとして不利益な取扱いを受けたくなくて,ヤクザをやめようとした人を取材していました。

しかし,ヤクザの経歴があるため,住む場所も働き口も見つからず,足を洗おうにも難しい現状が放送されていました。

 

3.公的な支援の必要性

悪いことをしたヤクザを処罰することは当然のこととして,ヤクザを辞めたい人のために,辞められるようにする方法も用意しておくことは,社会にとって損な話ではありません。

「ヤクザを続けるよりも,ヤクザから足を洗った方が利益だから,まともに生きていく。」

このような決断をするヤクザが増えれば,動機は純粋な善意ではないにせよ,結果的にヤクザは減り,まともに生きていく人が増えるのです。

既に都道府県暴力追放運動推進センターや,民間団体,警察が中心となって,暴力団離脱支援が行われています。

もちろん,社会全体で元ヤクザを歓迎するということも,個々の国民の感情的に難しい面はあるでしょう。

それ故,感情論を抜きにした公的な制度として,暴力団離脱を支援する経済的な仕組みがさらに拡充されることが望まれるところです。

 

とはいえ,既にある支援を悪用する偽装離脱者も出現しており,問題の解決は難しいと感じます。



映画「ヤクザと憲法」公式サイト(http://www.893-kenpou.com/)




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