過失相殺とは?


過失相殺とは?

過失相殺とは

 過失相殺とは、事故の状況から被害者側に過失が認定され、双方の過失を相殺して損害賠償額を減額することをいいます。例えば、信号機が設置されていない通常の道路上を歩行者が渡っていて、直進してきた自動車と衝突し交通事故が発生した場合、被害者である歩行者の過失割合は30%になります(交通事故損害額算定基準・20訂版による)。

 

保険会社は自らに有利な主張しかしない

 保険会社は、明らかに自らに有利な過失割合を主張してくることが多いです。反面、保険会社が自らに不利な過失割合を主張してくることはありません。したがって、過失割合が問題となっている事故の場合には、保険会社の提案した内容で示談をする前に弁護士に相談するようにしてください。

 

過失割合についての主張は専門家にまかせましょう

 過失割合の判断は、基本的に過去の裁判例を基準として判断しますが、全く同じ事故状況はないので、過去の裁判例における事故状況と実際の事故状況を比べて修正を施すなどの専門的な作業が必要となります。また、新しい裁判例により過失割合の基準も変動していきます。

 したがって、過失割合が問題となるようなケースでは、交通事故問題に詳しい弁護士に相談して、保険会社の主張を争っていく必要があります。当事務所では、被害者の立場で、正しい過失割合を計算し、正しい損害賠償を受けることができるようにサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。