【Q&A】 過失割合はどうやって決めるのですか?


 

Q 過失割合はどうやって決めるのですか?

A 事故の状況によって決定し,事故の状況は警察の記録をもとに決定します。

 

1 過失割合とは

 交通事故では,自損事故でない場合は,被害者と加害者がいます。

 事故の中には,大きく分けると以下の二つのパターンがあります。

(1) 被害者に不注意が全くない場合(例:「赤信号で停車していたら,後ろから追突された」)
(2) 被害者にも加害者にも不注意がある場合(例:「交差点で出会い頭にぶつかった」)

 (2)の場合には,被害者・加害者との間で,「どちらがどれだけ悪いのか」を決めなければなりません。
これを「過失割合」とよび,どの程度不注意であったかを,「被害者2割:加害者8割」などの割合で決めるのです。

 

2 過失割合は「事故状況」で決まる


保険会社や弁護士や裁判所は,過失割合を,
「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」という本
(通称「過失本」と言います。)で決定します。
 この本は,いろいろな類型の交通事故をまとめた本です。
そして,それぞれの類型の事故が,過去の裁判で,どのような
過失割合と決められてきたかをまとめたものなのです。
 
過失本-thumb-240x240-305.jpg

 

 この「過失割合」は,原則として,「事故状況」で決めます。
「事故状況」とは,
「事故をした当事者(車か歩行者か)」
「事故をしたのは交差点なのか一本道なのか」
「信号機はあるのか,何色だったか」
などから決定します。

 

 


このように書くと,事故状況を決めるのは,それほど難しい作業でないように思われます。
しかし,実は,過失本から事故状況を決めるのは,道路交通法の知識を前提にしているため,弁護士の間でも見解が分かれることがあるのです。

 

 

3 事故状況を証明するのは,警察が作成する「実況見分調書」が有力


しかし,事故状況を決めようと思っても,被害者と加害者で言い分が異なることもあります。

 例えば,被害者は「信号は赤だった」と記憶しているのに,加害者が「信号が青だった」と言う場合です。

 そのように,事故状況に食い違いがある場合には,警察の作成した「実況見分調書」が,最も有力な証拠になります。
 「実況見分調書」とは,警察が作成する事故の状況を図示した見取り図のことで,事故のあと,当事者立会いのもと作成されます。

 ですから,たとえば加害者や保険会社から「この事故の過失割合は8:2ですね」と言われたとしても,実況見分調書を実際に見てみると,その過失割合が間違っていることがあります。

 

4 「実況見分調書」以外の証拠


しかし,全ての事故で実況見分調書が作成されるわけではありません。
そのような場合には,ドライブレコーダーや,お店などに設置してある防犯カメラの映像が証拠になることがあります。
万が一の事故のため,ドライブレコーダーを装着しておくことは,自衛にも有効だということです。

 

 以上のように,過失割合の決定は,実況見分調書の取り寄せや,過失本に基づく事故状況の決定作業が必要になることがあります。
保険会社や加害者に言われた過失割合が納得いかない場合には,まず弁護士に相談してみましょう。

 

 

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