【Q&A】 物損に対して慰謝料を請求することはできますか?


Q 物損に対して,慰謝料を請求することはできますか?

A 原則,請求できませんが「壊れた物」によって請求できることもあります。

 

1 物損に対する慰謝料の考え方の基本

 結論からいうと,法律は,原則として,「物損」に対しては慰謝料は発生しないという考え方をします。

物損とは,交通事故で,壊れたり傷ついてしまった車両,積荷の損害のことです。
そのほかにも,交通事故で車がはじかれたために,近隣の家の塀が壊された場合の損害も含むことがあります。

この「物損」については,法律は,基本的に,「財産的価値の減少」と捉えます。
したがって,物損の慰謝料とは,「財産的価値が減少したことに対する慰謝料」となるわけです。
そして法的には,「財産的価値が減少した」→「財産的価値が賠償金によって支払われた」→「財産的価値が減少したことに対する精神的負担も慰謝された」と考えるのです。

このような理解から,物損についての慰謝料は,原則として発生しないものと考えられています。

 

2 物損に対する慰謝料が発生する場合

 しかし,裁判では,物損に対する慰謝料が全く発生しないわけではありません。

裁判例では,不動産(家屋など)に対する損害については,ものが壊れたことに対する慰謝料を認めるものがあります。
また,物損の中でもペット(ペットは法律上財産として扱われます。)は,完全にモノと同視されるものではなく,ペットが死亡した場合や,重傷を受けたり後遺症が残った場合には,ペットが傷ついたことによる慰謝料を認めた裁判例もあります。

ただし,上記のような裁判例があるとはいえ,保険会社と被害者本人とが交渉して,物損に対する慰謝料を支払わせるのは困難です。
疑問をお持ちになったときは,まずは弁護士に相談してみましょう。

 

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